PHPでキャッシュ管理 CacheManager
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PHPで, キャッシュを管理するライブラリ
はじめに
PHPでアプリケーションを作成するとき, データを一時的に保存したい時があります. 例えば, 重いテキストの変換処理を毎アクセス時にするよりは, はじめの一回だけ処理を行い, 結果をキャッシュに保存し, 以降のアクセスでは, キャッシュを利用する方が, 早くレスポンスを返すことができます.
本稿では, キャッシュ管理をするCacheManagerを紹介します.
使い方
まず, スクリプト上部でCacheManager.php
を読み込みます.
require_once "CacheManager.php";
キャッシュを作成し, キャッシュに接続します.
$cache = new Cache; $cache->Connect('temp');
キャッシュの内容を取ってきます. 同時に, 他のスクリプトがキャッシュに対して書きこみして, ファイルが破損しないように, ロックするのがおすすめです.
$cache->Lock(LOCK_SH); $cache->Fetch(); $cache->Unlock();
そのあと, キャッシュに対して読み書きを行います.
$navigator = $cache->data['navigator']; $cache->data['text'] = parse();
変更を反映します. ここでも同時にほかのスクリプトが, 同じファイルを読み書きして, ファイルが破損しないように, ロックするのがおすすめです.
$cache->Lock(LOCK_EX); $cache->Apply(); $cache->Unlock();
最後に, キャッシュの接続を解除します.
$cache->Disconnect();
ダウンロード
https://github.com/ContentsViewer/ContentsPlanet/blob/master/Module/CacheManager.php
NOTE
CacheManagerは, ContentsPlanet(コンテンツ管理システム) に導入され, メンテナンスは ContentsPlanet プロジェクト内で行われることになりました.