グラフィック液晶の操作方法
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ここでは, グラフィック液晶’SG12864ASLB-GB’の操作方法を説明します. これは, いわゆるライブラリの説明ではなく, ハードウェアそのものに対する操作方法です. この内容から, 自作のライブラリなどを製作することが可能です.
説明項目は以下のとおりです.
- 入手方法
- ピン配置
- 名称
- 実際に使ってみる
- 参考文献
入手方法
下記のサイトで入手できます.
ピン配置
ピン番号 | 名前 | 機能 |
---|---|---|
1 | Vss | GND |
2 | Vdd | 電源(5V) |
3 | Vo | コントラスト調整用電圧 |
4 | D/I | H:データ; L:制御コード |
5 | R/W | H:Read; L:Write |
6 | E | イネーブルラッチ |
7 | DB0 | データバス0 |
8 | DB1 | データバス1 |
9 | DB2 | データバス2 |
10 | DB3 | データバス3 |
11 | DB4 | データバス4 |
12 | DB5 | データバス5 |
13 | DB6 | データバス6 |
14 | DB7 | データバス7 |
15 | CS1 | チップ1セレクト |
16 | CS2 | チップ2セレクト |
17 | RES | リセット信号 |
18 | Vout | コントラスト調整用電源 |
19 | A | LED電源(+) |
20 | K | LED電源(-) |
名称
実際に使ってみる
概要
ここでは例として位置(2,24), (100, 50)に点を打ってみましょう。左上の点座標を(0, 0)としています。
流れ
ディスプレイを初期化する
ディスプレイのピンを準備する
ディスプレイをリセットする
チップ1を選択
ディスプレイスタートラインを0に設定
ディスプレイをオン
チップ2を選択
ディスプレイスタートラインを0に設定
ディスプレイをオン
位置(2, 24)に点を打つ
チップ1をセレクト
ページを3に設定
$$
[24 / 8] = 3
$$
アドレスを2に設定
$$
2 - 64 \times [2 / 64] = 2
$$
ディスプレイデータを1に設定
$$
24 - 8 \times [24 / 8] = 0 \\
00000001 = 1
$$
位置(100, 50)に点を打つ
チップ2をセレクト
ページを6に設定
$$
[50 / 8] = 6
$$
アドレスを36に設定
$$
100 - 64 × [100 / 64] = 36
$$
ディスプレイデータを4に設定
$$
50 - 8 × [50 / 8] = 2 \\
00000100 = 4
$$