Shell環境セットアップ(WSL含む)
公開日:
更新日:
shell環境における開発をするためには,まずその開発環境を整える必要があります. 本稿では,開発環境を整えるスクリプトを公開します.
本稿で上げるスクリプトは,WSL(Windows Subsystem For Linux)上でのセットアップにも対応させています.
ねらい
- Shellはどこでもある
- 環境の構築に時間をとられたくない
- きちんと入れて,後々エラー出したくない
手順
Github: https://github.com/ContentsViewer/sh-setup
# ダウンロード $ git clone https://github.com/ContentsViewer/sh-setup.git # フォルダ移動 $ cd sh-setup # 実行権限の付与 $ chmod 755 setup.sh # セットアップ開始! $ ./setup.sh
WSLでのセットアップでは,引数--wsl
を加えます.
$ ./setup.sh --wsl
WSL2でGUIを利用する場合
本setup完了後, bashrc
に書かれている以下の内容を,
# xfce4 setting. written by setup.sh export DISPLAY=:0.0 # if you use wsl1, activate this line. # export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2}'):0.0 # if you use wsl2, activate this line. export LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=0
このように書き換えてください.
# xfce4 setting. written by setup.sh # export DISPLAY=:0.0 # if you use wsl1, activate this line. export DISPLAY=$(cat /etc/resolv.conf | grep nameserver | awk '{print $2}'):0.0 # if you use wsl2, activate this line. export LIBGL_ALWAYS_INDIRECT=0
ここの自動化は, まだできていません…
セットアップでくわえられるもの
本セットアップで追加される機能は以下のとおりです.
build-essential
vim
git
tree
tmux
同時に,.tmux.conf
にも追加設定を行います. 追加設定されるのは以下のとおりです.
- マウス操作
- スクロール
htop
fzf
python-dev
pyenv
pip
pipenv
zsh
本セットアップでは,シェルをbashからzshには変更しません.
以下のコマンドを打つことで,zshを起動できます.
zsh
以下からはwsl
オプションを追加したときに追加されます.
xfce4-termianl
xfce4
wslでのGUI環境が導入されます. ただし,windowsがわにXクライアントを別にインストールする必要があります. よく使われるものに’VcXsrv’,’X410’があります.
GUI環境の起動は,ターミナル上に以下のコマンドを打つと起動します.
startxfce4
font
windows側のフォントをlinux側にインストールします.
fcitx
GUI環境上での日本語入力を可能にします.
手順
- Fcitxを起動します.
GUI画面右上から
Applications
→System
→Fcitx
と順にクリックします. - Fcitx の入力方法にMozcを加えます.
- GUI画面右上から
Applications
→Settings
→Fcitx Configuration
と順にクリックします. - 左下の「+」ボタンをクリック
- 検索欄に「mozc」を入力し,「OK」をクリック
- GUI画面右上から
CTRL + SPACE
で入力が切り替わります.