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ここでは, MediaPlayerの基本的な使い方を説明します. 説明項目は以下のとおりです.

  • 音楽ファイルを準備する
  • ピン接続
  • 音楽を再生する

音楽ファイルを準備する

概要

ここでは, 音楽ファイルの準備について説明します.

音楽ファイルについて

対応する音楽ファイルは以下のようになっています.

  • 対応ファイル形式: Wave
  • サンプリング周波数: 32KHz, 16KHz, 8KHz
  • 量子化精度: 8bit

変換方法

変換ソフトを用いて変換してください. おすすめは,えこでこツール(accessed: 12.2.2016) です.

SDカードに音楽ファイルをコピー

変換した音楽ファイルをSDカードにコピーします. この時rootフォルダーに入れる必要があります. ファイル名は’8文字 + 3文字’である必要があります. 例: (wrong): 「inuboku.wav」; (correct): 「inubok.wav」

ピン接続

コントローラーと音楽再生モジュール, 音楽再生モジュールとSDカードをそれぞれ接続. 各種接続方法はMediaPlayerの導入方法 を参照してください.

音楽再生

概要

ここでは実際に音楽を再生します. 音楽ファイル名は’Test.wav’とします.

プログラム作成

以下のプログラムを作成します.

プログラム開始二秒後に, 音楽ファイル’Test.wav’が再生されます.
10秒後自動で停止して, プログラムを終了します.

            #include "MediaPlayerController.h"
            MediaPlayerController mediaPlayerCtrl;
            void setup() {
                //設定; DP12をstopPinに設定; DP13をstatePinに設定
                mediaPlayerCtrl.Begin(12, 13);
            }
            void loop() {
                //2秒待機
                delay(2000);
                //音楽ファイル読み込み*1
                mediaPlayerCtrl.Load("Test.wav", 0);
            
                //再生*2
                mediaPlayerCtrl.Play();
            
                //10秒待機
                delay(10000);
            
                //停止*3
                mediaPlayerCtrl.Stop();
            
                //プログラム停止
                while(true);
            }

説明

*1

音楽ファイルを読み込みます. 一般に音楽ファイルを読み込んでから再生します. 第二引数で0と指定すると, 通常再生モードになります. そのほかのモードについては, MediaPlayerの関数, 変数一覧 を参照してください.

*2

音楽ファイルを再生します.

*3

音楽ファイルを停止します.

「https://contentsviewer.work/Master/Arduino/UsageMediaPlayer」から取得